レオロジー
レオロジーとは高分子材料の流動・変形における学問です。高分子材料にはゴムや繊維、プラスチックなど我々の生活に身近なものが多くあります。プラスチック等の成形加工は溶かす、型に流し込む、冷やして固めるという工程を経ます。そのため、高温時における流動状態や伸びが製品の出来に大きく影響するため、レオロジーの制御が重要となります。また近年では、食品の分野においても注目されており、喉越しや歯ごたえ、舌触り等の食感はレオロジー特性に由来するものであることから、レオロジーを制御することにより、食感を改良することが可能となります。 本研究室では、レオロジーの応用により高分子成形加工と食品という二つの異分野において、生産性や品質の向上を目指すことを目的としています。