西岡研究室では、プラスチック成形加工、レオロジー、天然高分子を主とした研究を行っております。また、学内だけでなく企業との共同研究も進めております。その研究成果を国内外の各学会で学生自身が積極的に発表しております。
 本研究室の研究は各分野からの注目度も非常に高く、各メディアの関心度も高くなっております。これは、私達の研究テーマの先進性と発展への可能性だと自負しております。
 研究分野の発展と社会への貢献の為に、これからも研究室スタッフ一同活発な研究活動を進めて行きたいと考えております。

 

   

 

これまでの研究成果例

 パンの断面を良く見ると、細かい気泡がいくつもあるのがわかります。この泡が、パンを膨らませ、食感を生み出すために重要となります。
 本研究室ではパンを発泡スチロールや食洗用スポンジなどと同じ発泡成形品であると考え、生地の粘度(粘り気)を制御することで、初めて「米粉100%パン」の開発に成功しました。 プラスチックで発泡スチロールのような発泡成形品を作る時は、あまり粘らない低粘度のプラスチックと、よく粘る高粘度のプラスチックを混ぜて、発泡に適した材料の粘度(粘り気)に制御します。この技術を応用し、結晶性米粉に水と混ぜると良く粘る「非晶性米粉」を加えて生地を発泡に適した粘度に制御することで、米粉100%パンの開発に成功しました。

   

  

工学分野のみならず、異分野と連携した研究も積極的におこなっています

 レオロジーとは高分子材料の流動・変形における学問です。高分子材料にはゴムや繊維、プラスチックなど我々の生活に身近なものが多くあります。プラスチック等の成形加工は溶かす⇒型に流し込む⇒冷やして固めるという工程を経ます。そのため、高温時における流動状態や伸びが製品の出来に大きく影響するため、レオロジーの制御が重要となります。
 また近年では、食品の分野においても注目されており、喉越しや歯ごたえ、舌触り等の食感はレオロジー特性に由来するものであることから、レオロジーを制御することにより、食感を改良することが可能となります。
 本研究室では、レオロジーの応用により高分子成形加工と食品という二つの異分野において、生産性や品質の向上を目指すことを目的としています。

   

   

地域貢献のイベントに参加しています

 地域に根ざした高等教育機関である山形大学工学部は、地域の小中高校などの教育機関や地域貢献の大切さを考える企業と連携して科学フェスティバル in よねざわ実行委員会を結成し、次の世代を担う子供たちの感性をはぐくみ育てる機会を提供するため、毎年、科学フェスティバルを開催しています。
 置賜地区だけでなく、山形県や福島県の近隣地域の子供たちに、科学の不思議や科学技術の魅力に触れてもらい、それらの面白さを感じる体験の場に、本研究室も参加しています。

 

    

「アルファ化米粉レシピコンテスト」を主催しています

 「アルファ化米粉(非晶性米粉)」は、水を加えるだけでお粥になる不思議な米粉です。アルファ化米粉を使えば、小麦粉不使用のパンやおやき、卵不使用のマヨネーズなどを簡単に作ることができます。アルファ化米粉の素晴らしさを実感していただくために、本研究室の学生が主体となってこの米粉を使ったレシピを競う「アルファ化米粉レシピコンテスト」を開催しています。毎回、全国からたくさんのご応募を頂き、ユニークなレシピがよせられています。